
(個)羊蹄山
George
2025/10/12(日)
参加人数
5

避難小屋にて

登山口5:15→6合目9:10→9合目11;00→避難小屋11:15→9合目12:10→6合目13:25→登山口16:20
山行時間10:11、休憩0:54、合計11:05
距離 11.3km 登り 1,374m 下り 1,372m
1.旅のはじまり
今回の宿泊地・真狩村は、人口およそ1,000人ほどの小さな村。
国民的演歌歌手・細川たかしさんの出身地として知られ、村の広場には羊蹄山を背に歌う細川さんの銅像が立っています。羊蹄山と音楽の調和を感じる、どこか心和む風景です。
2.登山スタート
早朝5時、民宿を出てキャンプ場近くの駐車場に車を止め、ヘッドランプをつけて登山開始。
1合目付近で小雨がパラつきましたが、曇り空のもとゆっくりと高度を上げていきました。
4合目を過ぎた頃には遠くに洞爺湖が見え、登るにつれて湖の中央に浮かぶ中島もくっきり。
このあたりまではまだ余裕があり、「あれ、洞爺湖じゃないですか」「とうや(そうや)」なんてダジャレを交わすほどの和やかなムードでした。
3.天候の変化と決断
しかし、6合目あたりから小雨が降ったり止んだり。足元も滑りやすくなり、次第に雲が厚く垂れ込めてきました。
9合目に着いた時には予定より1時間20分遅れ。避難小屋で昼食をとりながら、山頂から下山してきた人たちから話を聞くと、「強風と爆風、視界も悪く危険」とのこと。
メンバーで相談の結果、登頂は断念。残念な気持ちはありましたが、「安全第一」で下山を決めました。
帰り道は濡れた木の根や火山灰の滑る土に苦戦しつつも、慎重に足を運び、無事登山口に戻ることができました。
4.下山後の思い
山頂へ行けなかった悔しさと、9合目まで登れた達成感。相反する気持ちが入り混じりましたが、結果的にはあの判断で正解でした。
もし登頂を強行していたら、強風で足を取られたり、下山が暗くなって危険だったかもしれません。
無事に登山口へ戻ったとき、心の底から「このメンバーと一緒でよかった」と感じました。
仲間の励ましと支えがあったからこそ、悪天候の中でも安全に下山できたのだと思います。
そのあと地元の真狩温泉で温まったあと、コンビニで調達した食材で反省会して疲れた体を癒すことができました。
5.おわりに
今回の登山では、自然の厳しさと判断の大切さを改めて感じました。
そして何より、仲間と助け合いながら歩く時間の尊さを実感しました。
心温かいメンバーの皆さん、本当にありがとうございました。✨